vFRC とは
仮想ディスクの Read Cache として、ローカルサーバの SSD を利用する仕組みを提供します。この機能により、仮想ディスクの読み込み速度が向上し、ストレージの負荷を軽減することが可能です。
詳細については、こちらをご参照ください。
事前準備
VMware Workstation では、SSD デバイスをシミュレートすることが可能です。対応する仮想マシンの vmx ファイルを編集し、SSD をシミュレートしたい SCSI デバイスを対象に下記を追記します。
scsiX:Y.virtualSSD = 1
対象の SCSI デバイスが SSD として、認識されます。
ESXi 側の vFRC の設定
Manage > Settings > Virtual Flash Resource Management > Add Capacity をクリックします。
有効な SSD デバイスが表示されるので、選択し「OK」をクリックします。
Device Backing のリストに SSD デバイスが追加されます。
ESXi ホストの vmkernel swap 領域として使用する場合は、下記の手順で行います。
Manage > Settings > Virtual Flash Host Swap Cache Configuration > Edit をクリックします。
キャッシュ容量を指定し「OK」をクリックします。
ホストキャッシュが設定されていることを確認します。
仮想マシン側の vFRC の設定
対象の仮想マシンの編集から、仮想ディスクを展開し vFRC の「Advanced」をクリックします。
キャッシュ容量とブロックサイズを指定し「OK」をクリックします。
「OK」をクリックします。
なお、この手順は、仮想マシンがパワーオン状態でも実施可能です。