Amazon RDS(MySQL)構築手順について
Amazon RDS とは
Amazon RDS(Amazon Relational Database Service)とは、その名称のとおり AWS のリレーショナル型のデータベースです。
Amazon RDS では、データベースのインストールやバックアップなどのセットアップをしなくても、データベースが利用できる環境が提供されているため、契約後すぐに AWS 上でデータベースを使用することができます。
出典:NTT 東日本
リレーショナル型データベースとは
リレーショナル型データベース(関係性データベース)とは、行と列の2つの軸で表されるデータベースのことです。イメージとしては、高機能な Excel のようなものです。
データベースは、特定の条件に基づいて複数のデータを管理し、必要に応じて目的のデータを検索したり、編集を行ったりするために必須です。なかでもリレーショナル型データベースは、情報の整合性や管理の効率化に優れているという特徴があります。
以上のことからリレーショナル型データベースは、顧客リスト、商品一覧データ、従業員リストなど幅広い種類のデータ管理に適しています。
出典:NTT 東日本
MySQL 構築例
本例では、インターネットからの接続を想定した場合に、ポイントとなる部分を抜粋しています。他の設定値はデフォルトを使用しています。
「データベースの作成」をクリックします。
「標準作成」➡「MySQL」をクリックします。
インターネットから、データーベースに直接接続する場合、「パブリックアクセス可能」を「あり」に設定します。
「データベースポート」を「3306」に設定します。
「最初のデータベース名」を設定し、「データベースの作成」をクリックします。
データーベース作成後、「接続とセキュリティ」➡「VPC セキュリティグループ」をクリックします。
※外部から接続する「エンドポイント」を控えておきます。
「インバウンドルールを編集」から、許可するグローバル IP を設定します。本例では、インターネットに接続したテスト端末の IP を設定します。
設定は、以上です。
接続テスト
テスト端末に MySQL Workbench をインストールし、「Hostname」に「エンドポイント」を設定して「OK」をクリックします。
以下のように接続できます。
Python の mysql.connector.connect でも接続をテストしてみます。
> vi mysql.py conn = mysql.connector.connect( host='HOSTNAME', port='3306', user='admin', password='PASSWORD', database='labdb' ) print(conn.is_connected()) conn.close()
以下のように接続できます。
> python3 mysql.py
True
参考書籍
以上