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Windows Server 2008R2 MSFC インストール

MSFC の可用性

Windows Server 2008 以降のフェールオーバークラスタには 4 つのクォーラムモードが用意されています。
このうち[ノードマジョリティ]と[ノードおよびディスクマジョリティ]については、クラスタ作成プロセス中にに選択できます。どちらを選択するかは次のロジックに従います。

  • クラスタが奇数個のノードで構成されている場合→[ノードマジョリティ]
  • クラスタが偶数個のノードで構成され、共有記憶域がある場合→[ノードおよびディスクマジョリティ]
クォーラムモデル
  • ディスクのみ - マジョリティなし(非推奨)
    • ノードはクォーラムを保持しない
    • 1 ノードがディスクを利用できれば、クラスタの実行は継続
  • ノードマジョリティ
    • 共有ディスクはクォーラムを保持しない
    • 3 ノード以上でクラスタを構成
  • ノードおよびディスクマジョリティ
    • マジョリティ型のクォーラムモデル
    • 共有ディスク上のクォーラムはマジョリティを決定するために使用
  • ノードおよびファイル共有マジョリティ
    • GeoCluster*1に適したソリューション
    • 1台のファイルサーバーで複数クラスタのクォーラムをサポート可能

※クォーラムとは
クラスタ構成の情報をデータベースとして保存している記憶域。この領域にはクラスタの回復に必要な構成データを維持し、回復ログの形で、クラスタデータベースに適用されたすべての変更の詳細が含まれます。

検証環境
  • Windows Server 2008R2 Datacenter
  • Windows Server 2012 Datacenter
  • VMware Workstation 9.0.1 build-894247

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iSCSI Target の用意

共有ストレージに 2 つの仮想ディスク(Quorum と Data)を作成します。
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iSCSI 接続

MSFC01 と MSFC02 のそれぞれで、上記仮想ディスクへ iSCSI 接続します。
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MSFC01 でオンラインにし、NTFS でフォーマットします。
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MSFC02 ではオフラインとしておきます。*2
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フェイルオーバークラスターインストール*3

[機能の追加]から[フェイルオーバークラスタリング]を選択します。
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[インストール]をクリックします。
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インストール完了後、[閉じる]をクリックします。
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フェイルオーバークラスターマネージャーから[構成の検証]をクリックします。
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[次へ]をクリックします。
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クラスターを構成するサーバーを選択し[次へ]をクリックします。
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[次へ]をクリックします。
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[次へ]をクリックします。
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結果を確認後、[完了]をクリックします。
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クラスター作成

[クラスターの作成]をクリックします。
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[次へ]をクリックします。
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クラスターを構成するサーバーを選択し[次へ]をクリックします。
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クラスター管理用の[クラスター名]と[クラスタ IP]を指定します。
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[次へ]をクリックします。
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内容を確認後、[完了]をクリックします。
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サービスの可用性設定*4

[サービスまたはアプリケーションの構成]をクリックします。
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[次へ]をクリックします。
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[ファイルサーバー]を選択し[次へ]をクリックします。
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サービス用の[クラスターグループ名]と[クラスタ IP]を指定します。
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サービスで使用する記憶域を指定し[次へ]をクリックします。
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[次へ]をクリックします。
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内容を確認後、[完了]をクリックします。
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[このクラスターの検証]をクリックします。
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[次へ]をクリックします。
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[次へ]をクリックします。
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[次へ]をクリックします。
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[次へ]をクリックします。
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結果を確認後、[完了]をクリックします。
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フェイルオーバークラスターの確認

"Get-ClusterGroup"コマンドレットで OwnerNode を確認します。

> Import-Module FailoverClusters

> Get-ClusterGroup | Format-Table -autosize

Name                OwnerNode   State
----                ---------   -----
ClusterFS           msfc01     Online
クラスター グループ msfc01     Online
使用可能記憶域      msfc01    Offline

MSFC01 の全てのネットワークを切断すると MSFC02 へフェイルオーバーします。*5

PS C:\Users\Administrator> Get-ClusterGroup | FT -autosize

Name                OwnerNode   State
----                ---------   -----
ClusterFS           msfc02     Online
クラスター グループ msfc02     Online
使用可能記憶域      msfc02    Offline

*1:拠点を介したクラスタ構成

*2:フォーマット作業は必要ありません。

*3:クラスターを構成する全てのサーバーで実施します。

*4:本例では[ファイルサーバー]をインストール済とします。

*5:iSCSI のみ切断した場合はフェイルオーバーしませんでした。別途確認予定。