vSphere 5.0 では、仮想ディスクのプロビジョニング設定として、以下の3つが用意されています。
- Thick Provision Lazy Zeroed
仮想ディスクに必要な容量が作成中に割り当てられます。物理デバイス上に残っているデータは、作成中に消去されることはありませんが、あとで仮想マシンから最初の書き込みが行われるときに、必要に応じてゼロで初期化されます。
- Thick Provision Eager Zeroed
仮想ディスクに必要な容量が作成中に割り当てられます。物理デバイス上に残っているデータは、ディスクが作成されるときにゼロで初期化されます。
- Thin Provision
ディスクが最初に必要な分のデータストア容量のみ使用します。あとでさらに容量が必要になった場合は、ディスクに割り当てられる最大キャパシティまで拡張できます。
プロビジョニング設定は、Storage vMotion によるデータストア移行時に変換が可能となっています。
以下、Thick Provison を Thin Provision に変更する際の例になります。
Thick Provision で形成され、ファイルサイズは、16GB となっています。
データストア移行時に、仮想ディスクフォーマットを選択できます。
ファイルサイズが、0GB に縮小されました。