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Tips and Reviews for Engineers

STP の概要

STP とは

STP(Spanning Tree)は、 冗長経路によるループを検出し、フレームの送受信を停止させることにより、ループフリーのネットワークを形成する機能です。

  • IEEE 802.1d として標準化
  • Configuration BPDU と呼ばれるフレームを使用して、Topology 情報を共有する。
  • Root Bridge を起点とする Active Topology と呼ばれる Tree Topology を構成する。

詳細が知りたい場合は、「スパニングツリーの概要 | ネットワークエンジニアの小学校」がわかりやすく、おすすめです。

Active Topology の形成と維持

  • BPDU の優劣に応じて、Root Bridge / Forwarding / Blocking ポート等を決定する。
  • 機器及び、リンク故障時の切替えには、約30~50秒要する。
正常時

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故障時

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BPDU について

BPDU(Bridge Protocol Data Unit)は、Active Topology の作成、維持、管理を行うためのフレームで以下の特徴があります。

  • スイッチ間でデフォルトでは、2秒間隔で送信、交換
  • BPDU には 「Configuration BPDU」 と「Topology Change Notification BPDU」の 2 種類が存在
BPDU のフォーマット

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参考書籍

その他参考

以上