Windows Defender をおすすめする理由
Windows 10 におけるウィルス対策ソフトは色々とありますが、個人的には費用対効果の観点から Windows Defender がおすすめです。理由は無料で十分な防御力があるからです。
以前はそれほどでもなかったのですが、最近はかなり改善されているように見えます。
AV-Comparatives*1 の最新の Real-World Protection Test の結果を見ても、市販の製品と比較して大差はないように思います。
Real-World Protection Test とは
ウイルス対策ソフトがどの程度ウィルスから保護できるか近似環境で確認するテストです。
以下は 2021年2月~3月のテスト結果で AV-Comparatives 様の許可のもとに掲載しています。
- Compromised:攻撃を防げなかった割合
- User dependent:攻撃を防げなかったが設定で防げる割合
- Blocked:攻撃を防いだ割合
- False Positive:誤検知(正常なファイルをウィルスと判断した)割合
「Micorosoft」が Windows Defender になります。攻撃を防いだ割合は 95% 以上あり、誤検知も少ないため十分に利用できる性能と考えます。
なお、コストを考慮せず防御力を重視する場合は、個人的には Trend Micro 社の「ウイルスバスター」がおすすめです。
リンク
セキュリティに100%はなく多層防御が基本となることから、ウィルス対策ソフト(無料・有料)に関わらず定期的な Windows Update 実施や、不審なファイルを実行しないことが重要です。
以上
*1:ウイルス対策ソフトウェアをテストおよび評価するオーストリアの独立組織